なんやかんやとゆるゆる続けているリィンカネ。
先月18日に最終章が公開されて、ついにNieR Re[in]carnation「太陽と月の物語」が完結しました。
もちろん公開直後にプレイして早々にクリアしていたのですが、ストーリーのネタバレなどもあるだろうから…ということで間をおいての感想など。
わりとネタバレしているので注意。
願いを叶えるため、太陽と月の欠片を集める旅へ
佑月(男子高校生) でスタートしたので、前半は「月の欠片」を集める旅へ。
付き添いはおっちょこちょいな「黒いママ」。
後半は女子高校生である陽那を操作して「太陽の欠片」を集めていきます。
案内してくれるのは若干 (発言が) うざい感じの「白いパパ」。
それぞれ「欠片」を手に入れるために、檻を進みながらさまざまな武器の修復をしていきます。
武器修復の物語もなかなかつらいものばかり。
個人的には魔女の子が不憫かな。
見た目で騙されたのはお姫様。すがすがしいほどに性格がねじり曲がっていて笑う。
「欠片」を集めるたび、過去と向き合うふたり
欠片がひとつ集まると、佑月と陽那、それぞれ現実での「過去」が明らかになっていきます。
ふたりの関係、抱える問題、叶えたい願いなどが少しずつはっきりしてきます。
母を助けたい佑月、父を助けたい陽那。
いやはや、嫌な予感しかありませんね!
ふと迷い込んだ場所は
檻での探索中に不思議な部屋にたどり着きます。
ここは…!
ニーアと言えばカイネさん、カイネさんと言えば白い花。そしてオバアチャンとの小屋。
どうやらここは「座標にはない場所」に存在しているらしい。
ニーア リィンカーネーションは世界観の繋がりがあるようなので、単なる匂わせ演出なのかもしれないですが、ますます檻の謎が深まります…。
佑月 と 陽那 の結末
過去を書き換えたいふたり。
でもどうやっても相手に邪魔される運命。
しかし、どうして「そこ」から書き換えようとするんだ…。
もっと根本的な部分から解決しようとは思わないんだろうか…などど野暮なことは考えてはいけません…!
「太陽」と「月」が重なって、ようやく二人の世界が重なり、最後の対決がはじまります。
佑月の願いを叶える
ひと悶着あったあとに二つの選択を迫られ、ひとまず佑月の願いを叶えることにしました。
わりと凄惨なムービーがあって、「オェッ?!」という間にタイトル画面へ…。
ええ…? これでいいのか? そこに救いはないのか…?
いや、それがニーアなんだっけ…? (救いがない=ニーア みたいな激しい思い込み)
とりあえず物語は終えたのですが、いまいち後味の悪いものになってしまったのでした。
彼らの願いがお互いの排除なのだから、当然と言えば当然ですが…。
救いを求め、もう一つの願い、そして別の「結末」へ
佑月エンドを迎えた後、しばらくはそのままにしていたのですが、ママの「別の結末もあったはず」みたいなセリフがひっかかったので周回することにしました。
周回とはいえ、メニューの「マップ」から、POINT 4(QUEST 10) をタップしてストーリーの最後のクエストをプレイするだけです。
(「クエスト」のメインクエストからだと選択肢までいかないので注意)
ストーリーは最後の選択肢がでるところまでは何も変わらないようなので、スキップできるところはしました。
ちなみに 二周目から「真のエンディング」を見ることが可能 です。
陽那の願いを叶える
ひとまずエンディングは全部見ておきたかったので、2回目は陽那のエンディングを見ることにしました。
だいたい佑月と同じパターンですが、こちらもなかなかキツイ…。
パパが「別の結末だってあるはずなんだ…」と呟きます。
気持ちは大変わかる。
真のエンディングを迎えて
気を取り直して再びストーリーへ。
ラストで問われる新たな選択肢を選び、無事に「別の結末」であるエンディングを迎えることができました。
互いに対立しあうことをやめたふたり。
それぞれの願いは叶わず、元にいた世界に戻ることもできなくなりましたが、繰り返す不毛な運命からは逃れることができました。
二人がちゃんと和解できたのは「救い」でしたね。
お互い過去でまぁまぁヒドイことやってたような気がしますけど、その辺は無かったことに…。
さて、なんだかハッピーエンドなような気もしますが、「檻で生きる」=「生きている」ということでいいのだろうか…?(おおよそ生きていける場所には見えないんだけど)
かれらの「このあと」の物語もたいへん気になるので、サブクエストか、真暗ストーリーいずれかで補完されることを願います。
そして物語は次のステージへ
エンディングのあと、不穏なメッセージがパパのスマホに届きます。
あの「削除されたユーザー」の正体も、そろそろ明かされるのでしょうか。
「ヒトと世界の物語」、なんだか嵐の予感がします。
白いパパと黒いママの正体。エンディングでの言葉通りなら、どうしてそうなったんでしょうね。
かれらがどこから来ているのかも気になる気になる…。